まんどリウムです!
2025年6月4日(水)万博のマレーシアパビリオンで開催されたジョシュシムさん、ヨーさんのワークショップを拝見してきました!

二人ともIAPLCの優勝経験のある実力者です!!
開場となったビジネスホールは、マレーシアパビリオンの中にあり、観覧ルートから少し外れたところにありました。


他の日はここでビジネスマッチングイベントが行われる場所のようです。
そこまで広い部屋ではなく、座席も20席ほどしかなかったので、すぐに立ち見になっていましたね。
客席には有名なレイアウターの方や、ショップの方、GEXの加藤ティーさんの姿も。
今回は2時間で120㎝水槽のレイアウトを作っていただきました。

ジョシュさんがしゃべっている間に、ヨーさんが事前にモスを巻いた流木をサクサク組んでいきます。

流木を組むときには液状接着剤を使用していましたが、その補助剤は見たことがないものでした。
カミハタの補助剤より使いやすそうでしたが、これはどんな素材だろう・・・綿?

流木や水草はすべてマレーシアから持ってきたそうです。ピンセットやハサミは万博の入り口で没収されてしまうそうで、マレーシアからの荷物に忍ばせて持ち込んだ、という小話も聞かせてもらいました。
次はモスを巻いた石を置いて、パワーサンドやソイルを敷いていきます。
モスは現地で2時間かけて巻いたそうですが、その糸はダイソーで買ったそうです。

ソイルを敷いたら植栽です。
ボルビティスを巻いた石を流木の隙間に置いたり、クリプトコリネ等を植栽しています。

途中でこんな自作道具を見せてくれました。
ペットボトルにホースを刺したもので、細かいところを狙ってソイルを流し込むための道具だそうです。


参考になる~
植栽がおおよそ終わったところ。
後景にはエリオカウロン・ビビパラを使用する予定だったそうですが、輸送中に溶けてしまったとのこと。10種類用意した水草のうち3種類が溶けてしまったそうです。



こうしてあっという間に2時間のレイアウトは終了。
ほんとうは注水したかったそうですが、水道が部屋から離れすぎていて無理だったそうです。残念。
代わりに質疑応答タイムを設けてくださいました。
Q、二人がレイアウトを考えるときに何から始める?
A、ジョシュさんはストーリーから入る。ヨーさんは素材からインスピレーションを得る。
Q、マレーシアでおすすめの場所は?
A、ボルネオ島、それも東側のほうは自分もまだ行ったことがないので新しい刺激が受けられそう。
Q、このレイアウトには何を泳がせたい?
A、ラミーノーズテトラ。
Q、石や化粧砂を選ぶ基準は?
A、水中の景観なので、石は削れた丸っこいものを。砂は自然な風合いが出るものを選ぶ。
Q、モスをつける場所、つけない場所、どうやって決めている?
A、正直明確な基準はない。マレーシアの自然を観察し、20年レイアウトをやっている経験からくるものだと思う。
このほかにもたくさんの質疑が飛び交い、レイアウター白熱の時間になりました!
最後に、私も個人的にジョシュさんとお話しさせていただき、ジョシュさんが優勝した2019年のレイコン作品集にサインをいただきました!一生モノの記念です!大事にします!

