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ビオトープはメンテナンスが必要です!

メダカ
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まんどリウムです!

前回作成したベランダのビオトープは1か月が経過し、植物たちは初夏の太陽を浴びてすくすく成長しました。今回はこのビオトープをメンテナンスしていこうと思います。

作成の様子をご覧になっていない方はぜひこちらからご確認ください!

何故メンテナンスが必要なのか?

何故メンテナンスが必要なのか? それは、メンテナンスをしないことによるデメリットがあるからです。下記に思いつくデメリットをあげてみました。

・背の低い植物に光が当たらず、成長不良を起こす

・水面を植物が覆ってしまうと、水面からの酸素供給(ガス交換)が不足し、メダカ等の生物に悪影響を及ぼす

・枯れた植物が汚泥化し、水質が悪くなる

・鑑賞性が落ちる

等があげられます。

現状がこちら

こちらが現在の状況になります。作成から1か月は蒸発した水を足す「足し水」だけであとは放置していただけでした。そんな感じでも植物は育つものです。

現状はウォータークローバーが伸び放題で散らかった印象ですよね。睡蓮の葉も一部環境の変化で枯れたものがあります。これじゃただの雑草の寄せ植え・・・

では少し整えていきます。

メンテナンスの内容

今回行ったメンテナンスは、

・伸びた草をカット・・・今回は流木で植栽エリアを区切っているので、そのエリアに収まるくらいまで短く刈り込んでいきました。

・枯れた睡蓮の葉を撤去・・・葉が少し腐ってきていたし、見た目にも目立つので、根本の茎から切って捨てました。

・足し水・・・カルキ抜きした水を補給しました。注ぐときは土を巻き上げないように注意深く注ぎます。

・ミナミヌマエビの追加(3匹)・・・アオミドロ対策として入れました。効果が見られない場合は匹数を増やしていこうと思います。

どれも大した技術等は必要ない簡単なものです。でもこれが大事なのです。

作業時間はたったの5分でした。実は出勤前の朝に行っているのですが、5分なので余裕で完了しました。

作業後がこちら

これらのメンテナンスを行っただけでこのように変化しました!

水面がきれいに見えてすっきりとした印象になりましたよね。心なしか透明度が上がったような気もします(?)

伸び放題の草は暑苦しい印象を与えてしまいます。夏の暑いときにビオトープを眺めて涼しくなってもらうためにも、水面は綺麗に見えるように植物の長さは管理していきましょう。

睡蓮の葉などである程度の影が出来ていれば、あとは水面を確保したほうが良いです。メダカ等は水面近くを泳ぐので、水面が水草ばっかりだと泳ぎにくいです。また、こちらも観察がしにくくなってしまいますね。

アオミドロがところどころ生えてきていたのでミナミヌマエビを入れました。コケ取能力の高いヤマトヌマエビにしなかったのは、ミナミヌマエビの方が環境変化への耐性があるため屋外向きだったからです。

投入して1か月経っても元気に泳いでくれています!

あとは室内の水槽で爆増しているラムズホーンにも移住してもらおうかな・・・

こうした小さな生体は目に見えないコケや枯れ葉等を食べ、糞をすることで土壌を豊かにしていく効果があります。糞はさらに小さなバクテリアの養分となり、有機物が土に還るサイクルの一部を担ってくれます。こうした存在を入れてあげることも長期維持の観点からは大事なのです。メダカだけを入れるのではなく、環境維持の生体にも注意を向けてあげてくださいね。

そういえば、近所にメダカの無人販売店を見つけました。個人宅の家の前で増えたメダカを販売されているようなのですが、ネットでみたところいろんなブランドメダカを置いているようなので気になっています。

先日ホームセンターで購入した三色ラメメダカが星になってしまったので、リベンジのため購入してこようと思います。 どうやらメダカも一筋縄に簡単なお魚というわけではなさそうで、なぜか室内管理されていたメダカは屋外での飼育に向かないようです。逆も同様に。

理由は定かではありませんが、水温が激しく上下する屋外の環境に室内育ちの個体を急に移すと体が順応しないのではないかと思います。

そのため、屋外管理されている無人販売所で購入してリベンジと行きたいところです!

メンテナンスが必須なわけではない

なお、必ずしもメンテナンスしないとビオトープが維持できないかと言われればそうではありません。

メンテナンスしない管理方法もあります。 メンテをせず、放置すると

・草の成長に任せた野性味のある景観が作れる

・メダカやエビ等の生体も水量に合った数で落ち着く(子供は食べられたり死んでゆき、分解されて植物の栄養となるサイクルが出来上がる)

・何より手間がかからない

といった恩恵はあります。

この辺はご自身のビオトープが魚の鑑賞目的なのか、水辺の環境再現なのか、等の方向性によって変わってくると思いますので、どのようなビオトープにしたいかをしっかりイメージすることが大事でしょう。

個人的これだけは避けて!ポイント

最後に、ビオトープに関して自分がこれだけは避けてほしいことをお伝えします。

それは、「水が動かないこと」。

「水が動く」とは、文字通りなのですが、少しでも水の動きがあったほうが良いです。容器に水を張っただけでは動いていませんよね。

例えば、魚やエビが泳ぐことによっても水はかき混ぜられます。生き物を入れないビオトープにしたい場合は、ぶくぶくを入れてあげると水が循環します。

水の循環は気の流れを良くします。止まった水たまりには悪い気も滞留してしまうので、よくありません。

なんだ、スピリチュアルな話か、と思わないでくださいね笑 水の循環は水面から酸素が溶け込む量を増やすので、バクテリアが水を浄化する助けになるのです。結果、水が透き通り清潔感が保たれるという根拠がちゃんとあるのです。

昔から水が循環しないところにはボウフラなどの虫がわきやすく、不潔になり、病気などが蔓延する可能性が高かったことから風水にも取り入れられたのだと、私は思っています。

今回は生体を入れるのでぶくぶくなどはしませんが、生き物を入れるのはちょっとハードルが・・・という方は是非ポンプをつけてみてくださいね。

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