まんどリウムです。
皆様は何か熱帯魚を飼っていますか?今回は初心者にお勧めしたい熱帯魚の個人的Top3を紹介します!
グリーンネオンテトラ
私が好きな熱帯魚のひとつ、それがグリーンネオンテトラです。
体長は2~5㎝の小型熱帯魚で、体の真ん中に青緑色のラインが入るのが特徴です。 近似種に、ネオンテトラ、カージナルテトラがいますが、その2種と比べると体に赤色が入らないのが一番の違いでしょう。また、ほかの2種よりは売られている店が少なく、ホームセンターではなかなか見かけないかもしれません。専門店でもいつでも在庫しているとは限らない感じです。
価格は一匹300円ほどで、小型熱帯魚の中では安いほうに入るでしょう。小さくて数匹では存在感がないので、できれば数十匹をまとめて泳がせてあげましょう。見ごたえがありますよ!

この緑がかったブルーがすがすがしくて何とも言えない色ですよね。ネオンテトラもカージナルテトラもかなり濃いめの青色なんですが、こちらは近縁種水草の緑ともとてもマッチして涼しい印象を与えてくれます。まさに夏にぴったりのテトラだと思います!
群泳が見どころ
グリーンネオンテトラは、この仲間によくみられる「群泳」をしてくれる種類でもあります。
うちで飼育しているのは約30匹ですが、エサのときは各々が好き勝手に餌に向かってまっしぐら。その時だけはバラバラに泳ぎ、狂喜乱舞します。そんなところもかわいいです。

でも普段はこんな感じで群泳します。
「群泳」とは魚が身を守るために集団で行動する様子のこと。スイミー的なね。
同じ方向を向いて泳いでくれるので、写真に収めたときに水の流れが感じられる写真が撮れます。そのため、レイアウトコンテストの水槽に泳がされることが多い魚です。私も次のレイコンはグリーンネオンにしようかな。
レッドファントムテトラ

次はレットファントムテトラです。
一匹200円ほどのメジャーな熱帯魚。ホームセンターにもたいていは在庫している魚だと思います。
体長は4~7㎝で、グリーンネオンテトラよりは一回り大きくなる種類です。高さもある姿でダイナミックな泳ぎを見せてくれます。この種類はハイフェソブリコンという仲間に属しており、縄張り争いで仲間同士で体の大きさを見せつける姿がよく観察されます。
ちょうどいい存在感
赤の魚は存在感があるので、遠くからでも「あ、熱帯魚泳いでるな~」とわかります!リビングや玄関など、遠目から鑑賞する場所に水槽を設置している場合は、これくらいの主張がある魚を導入するのがおすすめです!
また、泳ぎ方も「すいすい~」や「ビュンビュン」ではなく「ぴょこ、ぴょこ」とその場でとどまるような泳ぎをすることが多いので、忙しない印象を与えません。鑑賞してリラックスしたいレイアウトにお勧めです。
ただ赤いだけではなく、背びれの先っちょと体側に黒のスポットが入るのもチャームポイントでいいですよね。赤みがもっと濃くでる「レッドファントムルブラ」という種類もいます。こちらは少し希少で高価になります。
ラミレジィ
最後に紹介するのは「ラミレジィ」の仲間です。

写真は「コバルトブルーラミレジィ」という種類で青い部分が多い種類になります。
赤や黄色が入るもの、黒っぽいもの、ヒレが長いもの、ショートボディのもの、など改良が多い種類なので、気に入った種類を探すのも楽しいですよ。
この子たちは1匹でかなり存在感があるので、例えばグリーンネオンテトラの群泳水槽の中に1匹だけ入れておくと、アクセントになって飽きない水槽に仕上がります。
泳ぎ方も独特で、各ヒレの先だけをひらひらさせて水中でホバリングするような泳ぎをします。泳ぎ方の違う種類を混ぜて泳がせると、見飽き無い水槽になりますのでお勧めですよ!
また、ラミレジィは縄張りの主張が強い魚でもあり、縄張りに入ってくる魚を追い出したりします。グリーンネオンテトラのような群れる魚は、そうした刺激があることによってより群れを作るので、群泳をずっと鑑賞したい人にもおすすめなのです。
ぜひ繁殖を狙って!
さらに、ラミレジィはペアで飼うといつの間にか産卵していることがあります。ミクロソリウムやアヌビアスなどの葉が広い水草の上や、流木などに産卵しています。他の魚に食べられないように卵の近くでパトロールしている親の姿を見ることもできますよ。
また、生まれた稚魚を両親が世話する魚でもあるので、ほのぼのしたファミリーの姿が水槽に展開されますよ!親から離れた稚魚は、親が口で吸いこんで子供の集団に吐き出して戻してあげるのが超かわいい!健気すぎてずっと見ていられます。
私も自宅で繁殖させたことがあります!産卵は高確率でしてくれますが、稚魚が成魚になるまで育てるには少し手助け(稚魚用の餌を用意すること)が必要になります。それが手間でもあり、そこから熱帯魚の繁殖にハマる人もいるとか・・・。
飼いやすい、とは
熱帯魚において「飼いやすい」とは何なのでしょうか。初心者が飼っても死なせる可能性が低いとか、病気になりにくい体の強さ、あとは価格の安さなどで比べられることは多いと思います。
私は、それに加えて「熱帯魚飼育に飽きない魅力がある」ことも大事だと思います。
魚を飼う、といったら一番メジャーなのは「金魚」かもしれませんが、熱帯魚を飼うなら金魚と似たような魚じゃ面白くないですよね。エキゾチックなカラーリングや面白い生態、表情を見せてくれるといったように、熱帯魚の魅力が詰まった種類を飼ってもらうことが大事だと思います!
実際今回ご紹介した魚は、私が駆け出しのアクアリストだったころにショップの方にすすめられてハマった魚ばかり。今でも全種類飼い続けています。初心者の頃よりは飼育技術が上がりましたが、一周まわって最初に買った魚種に回帰する段階になってきました。笑
いろんな種類の魚が水槽で共存することは、楽しみながら生物多様性を理解できますし、魚にとっては自然界に近い生息環境になると思います。
是非これから熱低魚飼育を始めたい!という人は、今回ご紹介した魚たちを参考にしていただき、お気に入りの魚を愛でてあげてくださいね!
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